2009年3月16日(月)号 <09年2月15日撮影>
中山七里は何もかも四季を通し変化する。
牙に似た「牙岩」、犬も歩かぬ「犬帰り」と呼ばれるほど天下の険であるはずの釜ケ淵の河川敷は暖冬で雪化粧を見ることもなく、甌穴(おうけつ)に氷が張ることもない。
つり橋も穏やかに架かっている。
それでも益田川を流れる水の音だけが身に凍みていく。
4月になればどんな風が吹くのだろう。